Sony A7S III 徹底レビュー|4K120fpsと圧倒的高感度がもたらす“ほぼ完璧”な動画撮影カメラ

Sony A7S IIIは、フルサイズミラーレスカメラの新たな可能性を切り開く「動画特化型」モデルとして大きな注目を集めています。特に4K 120fpsや圧倒的な高感度性能など、これまでの常識を覆す機能が盛りだくさん。本記事では、YouTuberや映画制作者にとって“ほぼ完璧”とまで言われるSony A7S IIIの特徴を、動画の使用例や具体的なシーンとともに徹底解説します。

この記事の引用元:https://www.youtube.com/watch?v=eTtwxF5GIKc

私も愛用しているSony α7S III。写真よりも動画がメインで使用しています。もちろん写真もバッチリ撮れます!購入後4年は経過していますが、今でも大満足しています!

Sony A7S III の主な特徴

  1. 4K 120fps対応 & 240fps FHD撮影
    • 詳細: フルサイズセンサーで4K 120fpsまで対応しており、動きのある映像を滑らかに表現できます。フルHDなら最大240fps撮影が可能。
    • 具体例: 動画内ではウェイクサーフィンのシーンで240fpsのフルHDスローモーションが活躍。水しぶきや躍動感を余すところなく捉え、通常の120fps撮影では得られない迫力ある映像が得られていました。
      私の場合、子供の野球のスイングのチェックなどで多用しています。最近ではiPhoneで4K 120fpsができるようになりましたが、ミラーレス一眼でこれができるのが画期的です。望遠レンズで遠くのものをスロー再生できるのがとってもいいと思います!
  2. 12メガピクセルセンサーによる高い動画画質 & ローライト性能
    • 詳細: ピクセルサイズが大きいため、低照度下でのノイズが少なく、暗い環境でもクリアな映像を実現。さらに高感度時に画質が向上する“デュアルネイティブISO”のような挙動が見られ、ISO 16,000を超えても使えるレベルのノイズ特性を実現しています。
    • 具体例: 動画では、スマホの画面光だけで人物を照らした夜間撮影でも、驚くほど鮮明な映像を記録。暗いスタジオや夜景撮影、イベント会場での撮影においても強みを発揮します。
      ポイントはネイティブISO12800で撮影することです。これを抑えておけば、一段とノイズの少ない映像が撮影できます!
  3. S-Cinetoneをはじめとしたカラーサイエンスの進化
    • 詳細: Sonyのフラッグシップシネマカメラ「VENICE」由来の新色再現“S-Cinetone”を搭載し、より自然かつ映画的な発色を実現。特に肌色表現が向上しており、ポストプロダクション(カラーグレーディング)作業がしやすいと評判です。
    • 具体例: YouTube動画内でも、簡単なコントラストと彩度調整のみで自然な色乗りが表現され、従来のSony機よりもスキントーンが綺麗に仕上がっていました。
      この辺は好みがありますが、S-Cinetoneが流行りましたよね!
  4. ダイナミックレンジの広さ(最大15ストップ)
    • 詳細: 公式では15ストップ、実測でも13ストップ近くのダイナミックレンジが得られるため、ハイライトからシャドウまで豊富な情報量を保持。逆光やコントラストの激しいシーンでも階調豊かに撮影できます。
    • 具体例: 室内で窓の外が明るいシーンや太陽が直接入るような屋外撮影でも、白飛びや黒つぶれを抑えつつ情報量を残せるため、色補正で映像に“映画らしさ”を持たせやすくなります。
      やはりLOG撮影することが大切だと思います。また、NDフィルタも必須ですね。そちらの影響の方が顕著だと思います!
  5. フルサイズHDMI & 新型ボディデザイン
    • 詳細: フルサイズHDMIポートが採用されたことで、外部レコーダーへの高ビットレート・RAW出力が容易に。さらに、デュアルカードスロットはCFexpress Type AとSDカードの両対応で、記録メディアの選択肢が広がりました。
    • 具体例: プロの現場で外部レコーダーに16bit RAW出力して映画制作のようなワークフローにも対応。また、現場でメモリカードが足りない場合などはSDカードを使うことで柔軟に乗り切れる利便性が評価されています。
      私はSDカードとType Aカードの併用です。常に120fpsの動画を撮影するわけではないので、SDカードで十分です!
  6. フルバリアングル液晶 & 改良された操作性
    • 詳細: ついにSonyでもフルバリアングル(横開き)の液晶モニターを採用。自撮りやローアングル、トップダウン撮影など、幅広い撮影スタイルに対応しやすくなりました。新メニューシステムも操作性の向上に大きく寄与。
    • 具体例: 動画内では、真上からの映像を撮る際にモニターを縦に向けて構図を確認しやすく、料理や製品レビューのように俯瞰撮影が多いシーンで重宝していました。
      これはいい!一度フルバリアングルモニターを使用すると、もう他の液晶モニターが不便に感じてしまいます。
  7. オーバーヒートフリー & ロング記録にも対応
    • 詳細: 4K 120fps撮影など高負荷でもオーバーヒートのリスクが非常に低く、基本的に録画時間の制限がありません(一部ハイスピード撮影モードを除く)。
    • 具体例: 長時間のインタビューやライブ配信、セミナー撮影でも停止を気にせず運用が可能。4K 120fpsモードでも1時間ほど連続で撮影できたというテスト結果もあります。
      Canonのカメラに比べオーバーヒートしないという比較動画もありました。確かに直射日光に浴びない限り熱には強いと思います!
  8. 高性能マイクやXLRアダプターで豊富な音声オプション
    • 詳細: 専用マイクECM-B1Mを使えば、ショックマウントやケーブル不要で、高音質かつコンパクトに収音が可能。さらにXLRアダプターを装着すれば、業務用マイクや複数マイク入力にも対応できます。
    • 具体例: Vlogスタイルの撮影でマイク周りを軽量化できるほか、音楽ライブやインタビューを高品位なXLR入力で録音し、そのままプロ仕様のサウンドとして仕上げられます。
      マイクは必須ですね。互換性が高いので、どんなものにも対応できます!
  9. 写真撮影にはやや弱いが「動画特化モデル」として割り切り
    • 詳細: センサーの画素数が12MPと低いため、写真用途に求められる高解像度は得意ではありません。しかし、その分動画画質や高感度性能に最適化されています。
    • 具体例: 写真メインのプロには不向きかもしれませんが、SNS用やウェブ掲載用の写真であれば十分な画質。動画製作中心で適度に写真も撮る方にとっては、オールインワンで便利です。
      48MPなど画素重視のカメラではありません。写真がメインではなければ十分です!
  10. 編集環境への負荷
    • 詳細: 高ビットレートの4K素材やH.265コーデックはPCへの負担が大きく、編集ではプロキシ作成を視野に入れる必要があります。
    • 具体例: 動画内でも16インチMacBook Proで編集する際にプロキシを作らないとリアルタイム再生が難しいと紹介。4K高フレームレートや10bit素材は大容量なので、大規模撮影の編集ワークフローは要計画です。
      最近のMacBook Proは進化しました。もうプロキシ不要ですね。PCの進化スピードが激しすぎる!これはAppleがすごいと思います。

まとめ

Sony A7S IIIは、動画撮影において“ほぼ完璧”に近い機能を備えたフルサイズミラーレスカメラです。4K 120fpsや圧倒的な暗所耐性、広いダイナミックレンジ、さらに改良されたカラーサイエンスによる美しい映像が撮れるうえ、オーバーヒートの心配や録画制限のストレスもほとんどありません。Vlogから映画制作クラスの映像制作、ウェディングやドキュメンタリーまで、多彩な現場で活躍するポテンシャルがあります。

ただし、価格帯やレンズ資産の移行コスト、編集負荷なども考慮すると、誰にでも気軽に勧められるカメラではありません。一方で、ハイクオリティな動画を優先し、妥協なく撮影を行いたい方にとっては、まさに期待に応える最高峰の1台となるでしょう。ぜひ複数のレビューや作例を参考にして、自分の用途や予算に合うか検討してみてください。

4年前に比べ今は10万円ほど値上がりしました。確かにレンズも合わせると思い切って買える金額ではありません。しかしこれは投資だと思って買いました。車のローンのように、月々の支払いにしていました。自動車は毎年税金がかかりますが、カメラは税金がかかりません!さらに資産となるので、とっても良い投資となると信じています!

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